お悩み別 Q&A  - 不動産の相続 ー

Q1. 貸地、貸家を相続しましたが、何をすればよいですか?

A. 他の相続人と共同で相続されたのであれば、遺産分割協議をするのと並行して借主に対し、当面の送金先等を通知する必要があります。単独で相続する場合は、所有権移転登記を済ませ、借主に対しオーナーの交替と送金先の変更を通知しておく必要があります。

【 解   説 】

 貸地、貸家の賃料は、貸主の銀行口座に振込送金することが一般的です。しかし、貸主が死亡した場合、相続人は銀行にそのことを知らせ、預金口座の凍結を行います。よって、借主に対しても、早急に貸主の死亡と送金先の変更を伝えておく必要があります。

 相続人が複数いて、貸地・貸家を単独で相続させる旨の遺言が無い場合は、貸地・貸家を誰が取得するかを決めるため、遺産分割協議をする必要があります。

 協議がすぐにまとまれば良いですが、そうでない場合は、協議をしている期間中の賃料をどうするか決めなければなりません。一般には、相続人の合意により一人が代表して受け取って定期的に分配する、賃料受け取りに使っていた故人の口座を凍結せず残しておく、相続財産管理用の口座を作るなどの方法が取られています。

 不動産が共同相続されたのに、賃料を誰が受け取るのかわからなければ、借主はやむを得ず賃料を供託することになり、相続人にはこれを取り戻す手間が生じますので、注意が必要です。また、これは貸地・貸家に限りませんが、不動産を相続した場合には、速やかに所有権移転登記をしておくことが賢明です。

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